暗号資産で公式を装うなりすましの連絡が届いたら、確認する優先順位は送信元、URL、送金先アドレスの3つだ。
すでに海外の取引所へ資産を送ったあとの段階では、偽の入金先や偽のサポートに誘導される場面が増える。
確認の手順を知っておけば、偽の宛先へ送る前に立ち止まれる。
この記事では、届いた連絡が本物かを自分で確認する手順と、取引所が用意している照合の窓口の使い方を整理する。
暗号資産の公式を装うなりすましを確認する、最初の3つの入口

公式を名乗る連絡は、メール、SNSのダイレクトメッセージ、当選やエアドロップを装う通知の3つの経路から届く。
いずれも「公式であること」を偽って信頼させる手口だ。
入口の形を知っておくだけで、最初の接触で怪しいと気づける。
メールと偽サイトへの誘導
公式の名前をかたったメールが届き、本文のリンクから偽のログイン画面へ誘導する手口がある。
表示名が正規の会社名でも、送信元のメールアドレスが別のドメインなら偽物だ。
リンクを踏む前に、送信元を確認する。
SNSのダイレクトメッセージ
公式アカウントの名前とプロフィール画像をそのまま使って、DMを送ってくる手口がある。
アカウント名が同じでも、公式が個人宛にDMを送らない方針なら、その時点で偽物と判断できる。
怪しいDMは開かず、公式サイトからアカウントを辿って確認する。
当選やエアドロップを装う通知
「当選した」「エアドロップの受け取り手続き」などを理由に、ログイン情報や資産の送付を求める連絡が来る。
受け取るために送る、という流れが出てきたら偽物を疑う。
正規の受け取り手続きが、事前の送金を求めることはない。
URLと送信元の確認が、公式かを見分ける第一歩

公式かどうかを確認する第一歩は、ブラウザのアドレスバーとメールの送信元だ。
連絡の内容がどうあれ、この2つが合わなければ先に進まない。
アドレスバーでURLを読む
ログイン画面が開いたら、アドレスバーのURLが正規のドメインから始まるか確認する。
ドメインは途中の文字まで見る。
似た名前の別ドメインに誘導する手口があるため、1文字違いにも注意する。
メールの送信元ドメインを見る
表示名が正規の会社名でも、送信元のメールアドレスが別のドメインなら偽物だ。
アドレス全体を確認して、正規のドメインと一致するかを調べる。
不自然なアドレスなら開かずに削除してよい。
入力を求められたら、いったん止まる
ログインメールアドレスやパスワードの入力を求められたら、確認が済むまで入力しない。
リンクを踏むより、ブラウザで正規のURLを直接入力する方が安全だ。
急かす文面は偽物に多い。
送金先のアドレスを照合してから、資産を動かす

海外の取引所に資産を置いている段階では、入金先のアドレスを目にする場面が増える。
送る前に、そのアドレスが公式なものとして確認できるかを必ず確かめる。
照合できるアドレスかを確かめる
取引所が照合の窓口を用意している場合、連絡で示されたアドレスをその窓口で照合できる。
メールアドレスや担当者、入金先のアドレスが本物かを、利用者側でその場で確かめられる仕組みだ。
照合できないアドレスには送らない
示されたアドレスが公式の情報として見つからないなら、送金を止める。
一度送った暗号資産は、戻すことが難しい。
送る前の照合が最後の防衛線になる。
入金先の変更は別経路で確認する
メールやDMで入金先の変更を指示されたら、同じ経路で返信しない。
取引所の公式サイトから問い合わせ窓口を探し、別の経路から真偽を確認する。
取引所の照合窓口と、公式の連絡先

海外の取引所の中には、メールアドレス、担当者、入金先のアドレスが本物かを利用者自身が照合できる窓口を持つところがある。
XT.COMはこの照合窓口を用意している取引所だ。
照合窓口で確認できるもの
照合窓口では、公式のメールアドレス、担当者、入金先のアドレスが本物かを確認できる。
照合窓口を持たない取引所では、公式サイトの案内やアナウンスを辿って確認することになる。
窓口があると確認が1か所で済む。
内容ごとに分かれた公式の連絡先
XT.COMでは、上場の相談、VIP向けの運用や借り入れの申請、提携の受付でメールアドレスが分かれている。
内容に合う窓口へ最初から送ると、担当の部署に直接届く。
問い合わせを転送する手間が減る。
コミュニティは公式サイトから辿る
SNSでアカウントを見つけたら、取引所の公式サイトからリンクを辿るのが確実だ。
言語や地域ごとに公式コミュニティを分けている取引所もある。
アカウント名とプロフィール画像が同じ偽物があっても、公式サイトから辿れば偽物を避けられる。
よくある質問
怪しいメールが届いたら、最初に何を確認するか
送信元のメールアドレスと、本文のリンク先URLを確認する。
表示名が正規の会社名でも、メールアドレスのドメインが違えば偽物だ。
リンクは踏まず、正規のURLをブラウザで直接開く。
入金先のアドレスが本物かはどこで確認できるか
取引所が照合窓口を用意している場合、その窓口でアドレスを入力して照合できる。
窓口がない取引所では、公式サイトの案内やサポート経由で確認する。
照合できないアドレスには送らないのが基本だ。
SNSのアカウントが公式かどうかはどう調べるか
取引所の公式サイトからSNSへのリンクを辿るのが確実だ。
アカウント名とプロフィール画像が同じでも、公式が個人宛にDMを送らない方針なら偽物と判断できる。
シードフレーズや秘密鍵を求められたらどうするか
何も入力しない。
正規のサポートがシードフレーズや秘密鍵を求めることはない。
求められた時点で偽物と判断して、その連絡を閉じる。
照合窓口が見つからない場合はどうするか
公式サイトのサポートページやアナウンスを、検索ではなく公式サイト内で探す。
照合できないアドレスや連絡先には応じない。
公式サイトの情報だけを根拠に判断する。
この記事のポイント
- 公式を名乗る連絡は、メール、SNSのDM、偽の当選通知から届く
- 確認の第一歩は、URLと送信元ドメインを読むこと
- 送金先アドレスは、照合できるものを送る前に必ず確かめる
- 取引所の照合窓口を使えば、メールや担当者や入金先を1か所で確認できる
- シードフレーズを求める連絡は、すべて偽物と判断してよい

暗号資産とブロックチェーンの可能性を追求するエミリー。
暗号資産投資、DeFi、NFT、WEB3、メタバースといった最先端分野を深く理解し、「エミリーズ・クリプト・インサイダー」を運営。
分かりやすい解説で、ブロックチェーン革命の潮流を一般に広めることを目指す。初心者から上級者まで、最新情報を求めるすべての人に役立つ情報発信を心がけている。
