国内取引所に日本円を入金する方法は、口座開設と本人確認を済ませたあと、会員画面の「入出金」から手続きするのが基本だ。
海外の取引所へ日本円をそのまま入れられずに困っているなら、最初に通る入口が国内取引所への入金になる。
入金の手順、つまずきやすい場面、反映されないときの確かめ方、入金先を決める前に見ておくことを、この記事で順に整理する。
国内取引所に日本円を入金する方法は、何から始めるのか

入金の手続きは、取引所にログインした会員画面から行う。
だから、口座を開いて本人確認を終えるところが出発点になる。
銀行で振込先を調べるところから始めるのではない。
入金の前に済ませておく3つのこと
入金の画面を開く前に、次の3つを終えておくと手が止まらない。
- 取引所の口座開設を申し込む
- 本人確認を終える
- 入金に使う銀行のサイトにログインできるか確かめる
見落としやすいのは3つ目だ。
取引所の画面から銀行のサイトへ移って振り込む方式では、銀行側のログイン情報がその場で要る。
パスワードを探して画面を行き来しているうちに、手が止まってしまう。
入金の入口は「入出金」メニューにある
日本円の入金は、会員画面のメニューにある「入出金」から入る。
2つの国内取引所のヘルプを見比べると、片方は画面左のメニューに置いていた。
もう片方は、会員ホームのメニューを開いた先に「入出金」があり、そこから日本円を選ぶ作りだった。
置き場所は違っても、探す言葉は同じだ。
あなたが迷ったら、まず「入出金」と「日本円」の2語を画面の中で探せばいい。
クイック入金は、どんな手順で進むのか

クイック入金は、取引所の画面から銀行のサイトへ移り、そこで振り込みを済ませる方式だ。
振込先は自動で設定されるので、口座番号を自分で打ち込む必要がない。
最後に取引所の画面へ戻るところまでが、1回の入金になる。
クイック入金の6つの手順
- 取引所の会員画面にログインする
- メニューから「入出金」を開く
- 入金に使う金融機関を選ぶ
- 入金したい額を入力して進む
- 金融機関のサイトへ移り、振り込みを確定する
- 完了画面で「加盟店に戻る」か「閉じる」を押す
金融機関の選び方は、取引所によって画面の作りが少し違う。
頭文字を全角のひらがなかカタカナで入れ、出てきた候補から選ぶ作りのところもある。
銀行名の読みを半角で打ってしまうと、候補が出ずにここで止まる。
つまずきやすい3つの場面
手順そのものは短いが、引っかかる場所は決まっている。
どれも、金融機関を選ぶときと、銀行の画面で振り込みを終えた前後に起きる。
| つまずく場面 | 避け方 |
|---|---|
| 金融機関名が候補に出てこない | 頭文字を全角のひらがなかカタカナで入れ直す |
| 振込完了後に画面をそのまま閉じる | 「加盟店に戻る」か「閉じる」を押してから閉じる |
| 過去の振込履歴から同じ先へ振り込む | 毎回、取引所の画面から入り直す |
履歴からの振り込みは、ある取引所のヘルプでもはっきり避けるよう書かれている。
振込先は手続きのたびに自動で用意されるので、前回と同じ先に送ればいいとは考えないほうがいい。
銀行アプリにある「前回と同じ相手に振り込む」機能は、取引所への入金では使わない。
毎回、取引所の会員画面から入る流れを1回目から体に覚えさせておくと迷わない。
入金が口座に反映されないときは、どうすればいいのか

まず銀行側で振り込みが終わっているかを確かめ、終わっていれば取引所に問い合わせて調べてもらう。
不安になって何度も振り込み直すのは避ける。
ある国内取引所は、反映されない入金について調査の窓口を用意し、問い合わせを受け付けている。
問い合わせる前に、自分で確かめる4つのこと
- 銀行の明細に、振り込みが記録されているか
- 取引所の入出金の履歴に、入金が載っているか
- 振込完了後に「加盟店に戻る」か「閉じる」を押したか
- 過去の振込履歴から振り込んでいないか
上の2つは事実の確認で、下の2つは自分の操作の振り返りだ。
下の2つに心当たりがあれば、問い合わせのときにそのまま伝える。
調べる側も、どこで止まったのかを早くつかめる。
問い合わせのときに手元に置くもの
- 振り込んだ日時
- 使った金融機関の名前
- 振り込んだ額
- 銀行側の完了画面か明細の控え
完了画面は、閉じる前にスクリーンショットで保存しておくと後で困らない。
入金に慣れるまでは、毎回控えを残す習慣をつけておくと、問い合わせが一度のやり取りで済む。
入金する国内取引所は、どこを見て確かめればいいのか

口座を開く前に、暗号資産交換業者としての登録番号が公開されているかを見る。
番号が分かれば、国に登録された事業者かどうかをあなた自身で確かめられる。
国内で登録を受けた業者と海外の取引所とでは、そもそも立場が違う。
登録番号が公開されているか
確かめ方は、公式サイトで、どの財務局に登録されているか、登録番号は何番かを探すことだ。
番号が見つからない、または書き方があいまいなら、日本円を入れる先から外す判断ができる。
入金は、取引所に自分のお金を預ける最初の行動になる。
手順を覚える前に、預ける相手の立場を確かめておくと、後から迷わずに済む。
買いたい銘柄に日本円の板があるか
板は、売りたい人と買いたい人の注文が値段ごとに並んだ一覧のことだ。
買いたい銘柄に日本円建ての板があれば、入金した日本円でその銘柄を直接買える。
欲しい銘柄の日本円の板が無いと、入金しても思った通貨を選べない。
口座を開く前に、公式サイトの取扱銘柄の一覧で、買いたい銘柄が日本円で売買できるかを見ておく。
入金した日本円で買うとき、何に気をつければいいのか

板を見ながら、買う値段を自分で決めて注文を出す。
値段を指定しておけば、思っていたのと違う値段で約定することを避けられる。
日本円を銀行へ戻せる時間も、入金の前に見ておくと後で慌てない。
値段を指定する注文で買う
値段を指定して出す注文を、指値(さしね)注文という。
指定した値段かそれより有利な値段でだけ売買が成立し、不利な値段では買わない。
約定は、注文が成立して売買が終わることを指す。
値段を決めずに注文すると、板に並んだ注文の状況しだいで、想定と違う値段で約定する。
初めての1回は、板を見て値段を決めてから出すほうが結果を読みやすい。
日本円を出金できる時間も見ておく
入金の手順ばかりに目が行くが、日本円を銀行へ戻せる時間も確かめておきたい。
平日の日中だけなのか、土日や夜でもその場で出金できるのかで、資金の動かしやすさが変わる。
例を1つ挙げると、bitbankは関東財務局に登録された暗号資産交換業者で、登録番号は第00004号だ。
本人確認はスマホで本人確認書類のICチップを読み取る方式に対応している。
取扱銘柄は日本円建ての板で売買でき、日本円の出金は24時間365日その場で行われる。
よくある質問
海外の取引所に、日本円を直接入金する方法はないのか?
日本円の入口は国内取引所になる。
国内取引所に日本円を入金して暗号資産に換え、そのあとで海外へ送る順番だ。
まずは国内での入金と購入を1回やり切っておくと、次の段階に進みやすい。
銀行のサイトで振り込んだあと、画面を閉じてしまったらどうするのか?
取引所の入出金の履歴に入金が載っているかを確かめる。
載っていなければ、銀行の明細で振り込みが終わっているかを見て、取引所に問い合わせる。
次回からは、完了画面のボタンを押してから閉じる。
本人確認が終わるまでの間に、何をしておけばいいのか?
入金に使う銀行のサイトにログインできるかを確かめておく。
買いたい銘柄に日本円の板があるかも、取扱銘柄の一覧で見ておける。
確認が通った日に、入金から注文までを続けて進められる。
クイック入金で、振込先の口座番号を控えておく必要はあるか?
控えておく必要はない。
振込先は手続きのたびに自動で設定されるので、入金するときは毎回取引所の画面から入り直せばいい。
控えた番号へ別の日に直接振り込むことは避ける。
この記事のポイント
- 国内取引所への日本円の入金は、口座開設と本人確認を終えてから会員画面の「入出金」で行う
- クイック入金は振込先が自動で設定され、最後に「加盟店に戻る」か「閉じる」を押すまでが1回の入金になる
- 反映されないときは銀行の明細と取引所の履歴を確かめ、日時と金融機関名を控えて問い合わせる
- 入金先は、登録番号の公開、買いたい銘柄の日本円の板、日本円を出金できる時間の3つで確かめる

暗号資産とブロックチェーンの可能性を追求するエミリー。
暗号資産投資、DeFi、NFT、WEB3、メタバースといった最先端分野を深く理解し、「エミリーズ・クリプト・インサイダー」を運営。
分かりやすい解説で、ブロックチェーン革命の潮流を一般に広めることを目指す。初心者から上級者まで、最新情報を求めるすべての人に役立つ情報発信を心がけている。
